おはようございます、柊木野(ひらぎの)です。
昨日の最後の方、告知したように、リーマスに関する昔の話をしようと思います。
私がここへ引っ越してくる、かなりずいぶん前のこと。
まだ連れにも会っていない頃のことです。
少しの間、病院で療養していた時期がありました。その時に出会った方の話です。
白髪のおじさん、年は60歳くらいだったのかな?
病棟の食堂兼デイルームで会った途端、その人は話しかけてきました。
「ワシの話を聞いてくれーっ!」と言わんばかりに。
学生の頃のこと、仕事のこと、いろいろと話してくれました。
その内容は、また明日からゆっくり書こうと考えているので、お楽しみに♪
問題は、このおじさんの人目憚らぬ『テンション』でした。
タイトルに、もう『リーマスおじさん』と書いてあるので、お分かりかと思いますが、リーマス服用者・躁うつ病の方だったのです。
今更ながら、リーマスの説明をします。
リーマス [炭酸リチウム]
概説:気分の浮き沈みをおさえるお薬です。躁病や躁うつ病の治療に用います。
適用:躁病、および躁うつ病の躁状態
特徴:リチウムを有効成分とする躁病治療薬です。躁病や躁うつ病の治療に標準的に用いられています。眠気やけん怠感を起こすことが少なく、自然な感じで躁症状を取り去ります。過量服用によるリチウム中毒に注意が必要です。
私は当初、そんなこと知るはずがなくて、「ちょっと変わった方だなあ…」と思いながら、おじさんの話に耳を傾けていました。
食事の時間が始まるまで、話しっぱなし。食事は席が決められていたので、バラバラになりました。
食事が終わり、お掃除やらが終わって、時間ができると、またおじさんがいーっぱい身の上話をしてくれました。
デイルームで話し込んでる?っぽく見える私たちを、看護師が見ていたらしく…
私が1人でいると、目尻のキツい女の看護師が、
「◯◯さんと、何を話してたの?」
と聞いてきました。
はあ…?
私よりも、喋ってるおじさん本人に聞けば良いのに。
「何…って、普通の会話ですよ」とだけ返したのですが。
この病院は人と会話する内容も、いちいち看護師に伝えなくてはいけないのだろうか?と疑問を持つようになりました。(まあ、評判のよくないところではあったのですが…)
長くなったので、今日はここまでにして、明日からはおじさんが語ってくれたお話の内容を、少しだけ書こうと思っています。