少しずつ、少しずつ

おはようございます、柊木野(ひらぎの)です。

今日はこの曲、Boz Scaggsのアルバム『Speak Low』から。

♪Senza Fine

 

洋楽輸入盤・紙ジャケといえば【タワーレコード オンライン】

 

この曲は、以前TOKYO FMの『村上ラヂオ』で紹介されていました。

村上春樹さんが好きな方は、ご存知かもしれませんね。

 

さて、連れの話の続きをします。

私が電話した翌月の初旬、連れは部署を変わることになりました。

これで「パワハラ主任とおさらばして、うまく行くかな?」と思っていたのですが、そうは容易くいきません。

連れには、これまで受けてきたパワハラの後遺症があったのです。

部署が変わり、出勤時のめまい・吐き気がなくなったとは言うものの、やっぱり体調が芳しくありませんでした。

私は当時、連れが会社へ出かける際。

「無理しないで、少しずつやっていけば良いんだよ?」

と、声をかけることしかできませんでした。

 

そうして、面談を重ねるごとに会社側も察してくれたようで、しばらくの間休職することになったのです。

この続きは、また明日!

 

 

安堵の帰宅

おはようございます。

今朝の一曲は2004年、Natasha Thomasのシングルから。

♪Save Your Kisses for Me (Single Version)

とてもキャッチーで、好きな曲です。

 

 

今日は、連れの話の続きをします。

会社へ電話をした日、連れはどんな顔をして帰ってくるか?

想像できずに待っていました。

 

 

 

 

その日は、少し早く帰って来たように記憶しています。

「ただいまーっ!」

いつもとは全く違う表情に、こっちがビックリしました。

「予告通り、10時過ぎに電話したけれど、その後どうだった?」

「すぐに、副所長に呼び出されたよ。『彼女さんがめっちゃ心配してるぞ』って」

まあな。あそこまで話せばな。

「今までのことを全部聞かれたよ、だいたいのところ話してきたよ」

特に体調の具合を心配してくれているようで、心療内科・精神科を検索してくれて、何ヵ所かをプリントアウトしてくれたそうです。

 

聞けば、対応してくれたA副所長は、連れと同い年だそう。

そりゃ声が若いはずだなあ、ということは年の割にはエラい出世しているのだなあ。勤続年数が長いのか。

連れはニコニコしながら、言いました。

「部署の配置転換を考えてくれるけれど、実際に移るのは来月になるって。それと、病院へ行ったりする時は休んでも構わないって」

 

その日の連れは私に向かって、ただひたすら、

『ありがとう、ありがとう!』

を繰り返したのでした。

 



 

会社へ電話

おはようございます!

まだ春先で少し肌寒い朝に、ほっこりと温かくなる一曲から始めましょうね。

 

paris matchには名曲が多いのですが、その中でも私の大好きな曲です。

3rdアルバム『Type Ⅲ』から。

♪everywhere

 

先週の続き、話は核ともなる場面です。

会社の途中休憩だということを聞き、10時ちょっと過ぎに電話しました。

かけると、いきなり。

「お疲れさまです!」

とまだ若そうな男性の声が聞こえて来ました。

(あら?私、営業の人と間違われてるのかしら?)

と頭の中を巡りつつ、名乗りました。

「株式会社◯◯、本社で間違いないでしょうか?

私、△△課所属、□□□□の身内のものです。お世話になります。

昨日の面談の件で、部長もしくは所長・副所長とお話がしたいのですが、今大丈夫でしょうか?」

相手は、いつもの雰囲気ではないことに気付いたのか、

「え…っと、何課の?誰でしょうか?」

「△△課の□□です」

「少々、お待ちください」

保留音の『エリーゼのために』が鳴り続ける最中、どんな人が電話対応してくれるのか、胸中ドキドキしていました。

 

「はい、変わりました。Aです」

これまた、まだ若そうな男性の声。

「私、□□と同居しております、柊木野と申します、お世話になっております。お忙しい中、ありがとうございます」

「あーあ、どうも。お世話になります」

ここ最近連れが引っ越したりしたので、私の件もざっくりな事情は伝わっている様子でした。

「A様は、えーと…役職は?」

「副所長です」

電話越しに「ああ、これは良い人だわ」と好感触!と思いきや、

勢いに任せて、昨夜連れと話したことをそっくりそのまま、A副所長に話しました。

もちろん、直属の上司・主任のことを匂わせながら、話しました。

そして、私から観た連れの実情、ここ3ヵ月の間、職場では昼食が全く摂れていないことなど、体調不調の件を強調しました。

最後に「パワハラの詳細は、本人の口から聞いてください」と付け加えました。

 

話を聞いてくれた、A副所長。

「…わかりました。気にかけていたんですよ。□□君がねえ、いつも暗い顔してるから。

いやあ、昨日の面談でも、『何もない』と言うものだから。

この後、本人から聞いてみます。貴重な意見、ありがとうございます」

 

わーっ。

副所長、めっちゃ良い方じゃあないか!

どうして連れは、今まで我慢してたんだろう?

失礼のないように、何とか電話を終えました。

 

さーあ!この後、連れは早速呼び出しを喰らうことでしょう。

今度は、ちゃんと言えるかなあ?

今日はどんな顔して、帰って来るかなあ?

 

ドライブを快適に!(JAF)

 

最大のチャンスを逃すな!

おはようございます。

今日の一曲は、

Rasmus Faberのアルバム『So Far』から、Rasmus Faber Feat. Emily McEwan。

♪Ever After

作業している合間とか「何かちょっと聴きたいなあ」という時に流す曲です。

 

今日も、また続きを書きます。

 

令和元年のGWが終わり、連れの仕事も始まりました。

部屋を出る時はすごく浮かぬ顔をして、足取りも重そう。

会社へ行くことを考えたり、通勤途中に吐き気・めまいがするそうです。

「余程、仕事へ行きたくないんだなあ」

見送りながら、心配でなりませんでした。

 

帰宅は、22時過ぎることも当たり前。

朝とはまた違う、ただならぬ雰囲気で、

「ただいま…」

どんよりした表情で、お弁当も手をつけないまま。

会社で注文しているお弁当をそのまま持って帰って来るので、

当時の私の夕飯は、その手つかずのお弁当でした。

連れには、ちゃんと私が作った温かい食事を用意するのです。

 

そんな毎日が続いていて、3ヵ月経たない頃。

その日も相変わらず、遅い時間、お弁当を残して帰って来ました。

 

夕飯が終わって、いつものように今日起こったことなどを聞いていたら。

「今日仕事の途中に呼び出されて、所長と副所長の3人で面談があった」

ほお、幹部の方々は気にかけてくれているのだろうか?

もっと詳しく、連れに訊きました。

「で、どんな話をしたの?」

「仕事のこととか、いろいろ。『何か問題はないのか?』と聞かれた」

「主任のパワハラのことは話したの?」

「…言えなかった。『何にもありません』って、嘘ついてしまった」

 

はあ?

どうして言えないの?何で!

 

「会社内が筒抜けで、みんなに知られるのが怖かった」

とのこと。

こりゃ、あかんわ。

「今どうにかしないと、ずーっとこのままなんだよ?それでもいいの?」

「…」

「明日、私が会社へ電話して、全部話そうか?」

「それだけは、やめて…」

「でも、せっかく面談で機会があったのに、本当のことを話せなかったんだろう?」

「……」

「言えないのなら、分かった。本気だからな、明日電話するよ!」

 

この機会を逃しては、連れはずーっとこのままパワハラ地獄から抜け出せられない。

そう思う一心で、パソコンですぐに会社の電話番号をサイトで検索しました。

連れに電話番号を書いたメモを見せて、

「この番号で繋がるな?明日の午前中の休憩時間当たりに、会社に電話するからな!いいな?」

連れを、半ば強引にうなづかせました。

 

さあ、明日が勝負!

 



 

しんぱい、しんぱい

おはようございます。

昨夜は、阪神タイガース、7対1で巨人に快勝!

ドラ2の伊藤将司投手が、7回1失点と投げ切り、プロ初勝利を飾りました。

投打ともに阪神の良いところが全面に出ましたね。

巨人との始めのカード、勝ち越しが決まって少しホッとしています。

 

 

では、昨日からのお話の続きです。

 

2回目に会ってお昼を食べに行った時。

アプリに表示されてて分かっているだろうけれど、改めて連れに確かめました。

「私、6歳年上何だけれど、いいの?」

「全然ーっ、いいよ!」

ハンバーグを頬張りながら、ニコニコ笑ってくれたのを、今でも覚えています。

(マッチングアプリで『+ー5歳』で検索していたけれど、私の誕生日の関係で6歳差になってしまった…)

 

 

連れと会ってからというもの、大体2週間ごとに会いに来てくれました。

片道2時間半…高速に乗って、来てくれたのです。

もちろん、日帰りで。

初回は、私の住んでいる比較的近所でお食事して、一緒にカラオケをするように、私が予約しましたのですが…費用は、連れが全部出してくれました。

基本は、連れが朝7時過ぎに家を出て、10〜11時の待ち合わせをして、小一時間ほどの場所にあるショッピングモールまでドライブ。18時には私を送ってくれて21時近くに帰路に着く、という…

 

どれだけ運転好きなんだよ!

 

その当時はもう、会う度に申し訳ない気持ちでいっぱいで、何が何だかわかりませんでした。

しかも!毎回のように、お昼ご飯を奢ってくれるのです。

「当然でしょう?」と思う方が多いかもしれませんが、いやいや…

私も対抗して、お土産やプレゼント、手作りのお菓子をいろいろと持たせて返すのですが、連れの並々ならぬ労力やら懐具合やらを考えると、もう気が気ではなかったのです。

 

連れとは、ドライブの合間にさまざまな話をしました。

聞けば、仕事のために実家を離れ、会社の近くのアパートで暮らしているとのこと。

仕事は医療関係。訳あって専門学校に通い、資格取得をしたそうです。

今の会社に決めたのは、その資格が活かせるから。

全国に営業所などがあり、その業界では大手なのだそうです。

 

仕事について、連れに質問して話を聞く度に、何だか変なこと言うようになって来ました。

 

どんどんと明るみになって来ますよ。

闇の部分が…

 

「17時半が退社時間なんだけれど、主任が『タイムカード打刻して来て、仕事やれ』って」

「ずっと残業ばかりで、前の日も22時過ぎまで仕事してたよ」

「仕事が終わっても、残って主任の話を聞かないといけない」

 

…は?

それって、真っ黒じゃねえか!?

その主任ってヤツは、何者だ?

 

それも!

部署の中では連れ1人だけ、そんな目に遭っているというではないですか!?

みんな、知っててみて見ぬ振りかよ!

何だか、聞けば聞くほど腹が立って来ました。

ただ、私には全部正直に話してくれて、本当に良かったと思います。

当時は、帰って行く車を見送りながら、心配するしかありませんでした。

 

連れに会いはじめてから、2回目くらいにプレゼントしてくれた本。

『ありがとうの花束』

ひたすら、「ありがとう」って語ってる詩集です。

ページをめくる度に、きれいな花に包まれて、心が温かくなってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして、この本くれたのかなあ。

今晩、改めて聞いてみようかなあ?